SustainableSculpture

Group Show
2020.12.11 – 2020.12.25
KOMAGOME SOKO

ARTISTS

KOMAGOME SOKO
(〒170-0003東京都豊島区駒込2丁目14-2)
定休日
月曜日
観覧料
無料
問合せ先
info@leesaya.jp
企画
IN A GROVE実行委員会
企画協力
小谷元彦
協力
KAYOKOYUKI
KANA KAWANISHI GALLERY
SNOW Contemporary
AOYAMA MEGURO
デザイン
中家寿之
WEB構築
ROCA

 2020年春、COVID-19の猛威はそれまでの生活様式を一変させました。現在のような日常がやってくることを数々の映画や小説、漫画で予期していましたが、あまりにも突然の変化に非常に大きなショックが伴い、今日現在もこれに対する社会の適応は問われ続けています。
 生と死を乗り越え、「永遠」という未知に触れることは芸術における大きなテーマの一つです。人類の叡智を作品化し、半永久的に残していくという神話は、芸術表現の大前提として受け継がれてきました。その中でも彫刻は、石や金属など素材の選定から始まり、数十年、数百年とそこに立ち続ける恒久性を目指し、数多く制作され残されています。しかし、現代における芸術−彫刻、ひいては文明や社会のあり方は、刻一刻と変化し続けています。
 2015年に国連加盟国が定めたSDGs(※1)からも見てとれるように、現行の社会システムによる限界は既に周知の事実です。度重なる自然災害や、天変地異、エレルギー問題、疫病の蔓延とそれによる孤立など、課題多き世の中を芸術はどのように受け止め、乗り越えていくのでしょう。
 大きな転換期を迎えている我々にとって、社会構造やシステムがパーマネント(恒久)ではなく、いかにサスティナブル(持続可能)かが、重要視されています。芸術も例外ではありません。本展ではこのような流れに敏感に反応し、物理的制約と常に格闘し、孤独に実材に対峙し作業する彫刻表現こそが、「永遠」という魔法のような言説との距離を適切にとれる有効なメディアのひとつと考え、制作を続ける同時代のアーティストの様々なアプローチに注目したいと考えます。彼らは私たちにどのような現在と未来を提示するのでしょうか。各々の作品が見せるサスティナビリティに大いに期待したいと思います。
 居住地やコンセプト、素材など多種多様な14名の作家による作品が集う、グループショウ“Sustainable Sculpture”を是非ともご高覧ください。

※1 SDGs: 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた、国際社会共通の17項目の目標。

関連企画

Public Device
-彫刻の象徴性と恒久性-

参加作家

会田誠、青木野枝、井田大介、大森記詩、
小谷元彦、小田原のどか、笠原恵実子、
カタルシスの岸辺、サイドコア、
島田清夏、高嶺格、椿昇、戸谷成雄、
豊嶋康子、西野達、林千歩、森淳一、
菊池一雄、北村西望、本郷新

会期

会場

東京藝術大学大学美術館 陳列館
絵画棟大石膏室
(〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
東京藝術大学大学美術館)
休館日
月曜日
観覧料
無料
問合せ先
publicdevice2020@gmail.com
WEB
publicdevice2020.geidai.ac.jp